プレイオフ前日記者会見■bjリーグ 河内敏光コミッショナー(写真中央)

応援してくれたブースター、そしてマスコミの方々が支えてくれたお陰で、レギュラーシーズン120試合を終えることが出来ました。いよいよ明日・明後日と、bjリーグ・ファーストシーズンのプレーオフが行われます。「終わりよければ全てよし」といわれるように、なんとかいい形で終われるようにしたいと思っています。プレーオフに進出した4チームが、ホームコート以外の場所でどういう形で戦っていくのか。それがうまくいくのかを、リーグとしては1年目の試みとして試してみたい、そういう思いから今回はこのような形で、有明での開催にさせて頂いた。

それぞれ4チームのヘッドコーチは、相手の分析だけをしているだけでは、短期決戦はうまくいかない。今までレギュラーシーズンでやってきたことをいかに出せるかが、鍵を握っている。どこのチームも勝つチャンスはあるし、どのチームも足をすくわれる可能性がある。自分達のバスケが出来たチームが勝つと思う。bjリーグの今シーズン最後の舞台。皆さんには楽しんでいただきたい。

仙台・浜口、大阪・天日■大阪エヴェッサ 天日謙作HC(写真右)

怪我人も戻ってきて、全員元気でプレーオフを迎えることが出来た。うちは明るいチームなので、いい雰囲気の中で準備できた。また、レギュラーシーズンの最終ゲームで負けたことで、チーム内は気が引き締まっている。仙台はアグレッシブでいいチームだが、今まで自分達のやってきたことを、どれだけできるかということに集中して臨みたい。

■仙台89ERS 浜口炎HC(写真左)

bjリーグ・ファーストシーズンのプレーオフに出場することが出来て光栄に思っている。マーマードゥ選手は怪我の状態が思わしくなく、残念ながらプレーオフは出場できない。しかし、それ以外の選手はいいコンディションできている。大阪は非常に個人能力が高いチーム。仙台はいかにチームとしてDFを機能できるかがポイントになってくる。仙台は最後の4つ目のイスでプレーオフ進出を決めた。だからチャレンジ精神で臨みたい。

新潟・廣瀬HC、東京・ブライアント■新潟アルビレックス 廣瀬昌也HC(写真左)

bjリーグ1年目ということで、新潟は2つの目標を掲げた。1つはプレーオフ進出、もう1つはリーグ優勝。プレーオフ進出を決めることは出来た。残り1つの目標達成するために、全力でぶつかっていきたい。チームコンディションは、長谷川が一時状態を悪くしたが、今はもう大丈夫。今日の状態みて安心した。他の選手もコンディションはいい。東京のイメージは、非常にいいジャブ・ストレートもち、多彩な攻撃を持ち合わせている。うちはまずガードをしっかり固めていこうと思う。そして今まで自分達がやってきたことをしっかり守ってやっていきたい。

■東京アパッチ ジョー・ブライアントHC(写真右)

東京アパッチは今までアグレッシブに戦ってきた。そして大きな怪我人もなく今シーズン終えることが出来た。またシーズン通して日本人選手が成長したのが非常に幸せなことだ。プレーオフでは10人の選手を使う予定。全ての選手はいい状態だ。新潟はとても経験豊富で、プロ意識も高いチーム。選手も新潟にチャレンジすることを非常に楽しみにしている。

<質疑応答>

……各HCにお伺いします。トーナメント用に準備したことは?

仙台・浜口HC:トーナメントなので、どのチームにもチャンスはある。プレーオフ用に、いくつかのプレーは準備してきた。

大阪・天日HC:大阪は今までと変わらず同じ事をやる。

新潟・廣瀬HC:プレーオフようにいくつか改善してきたプレーもある。試合終了後に新潟のバスケが出来たと言えるかが大事。

東京・ブライアントHC:シーズン通してやってきたことをプレーオフでもやるつもり。フォーメーション等は沢山あるので、それをそのままやるだけだ。

……期待している選手は?

仙台・浜口HC:上山選手に期待している。彼がアウトサイドでいかに効率よく決めてくれるかで、インサイドが機能してくる。

大阪・天日HC:石橋選手。ベンチから出てきて、アウトサイドのシュートが安定してくればゲームも安定してくる。

新潟・廣瀬HC:全員。特別ポイントゲッターがいるわけではない。そういうチーム作りはしてきてない。選手全員の奮起を期待している

東京・ジョーHC:10人ともいいコンディショニングを保っているので、強いエネルギーをもっている選手に期待したい。

(取材・文/柴田愛子)