本日行いました日本協会 資格停止に関する記者会見冒頭での河内コミッショナーのコメントを記載いたします。記者会見の模様は準備が整い次第、bjリーグ公式動画サイト 「bjTV」にアップいたします。動画のアップが完了しましたら、改めてご報告いたします。

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河内敏光コミッショナー◆河内敏光コミッショナー 記者会見コメント

まず、国際バスケットボール連盟(以下、FIBA)より日本バスケットボール協会(以下、JBA)に対して資格停止処分が下されたことに誠に残念に思っており、忸怩(じくじ)たる思いでおります。

FIBAからの正確な情報は、我々に伝わっていない状況ではありましたが、これまでJBAの要請に対しては、真摯に対応してまいりました。2008年のトップリーグあり方検討委員会の参加からはじまり、競技ルールの対応から、統一リーグの組織委員会への参加など、制裁回避に向けて努力を続けて参りました。

もちろん統一リーグに関する具体的な案も組織委員会の中では提案しておりましたが、FIBAからの指示に関するJBAからの情報内容が度々変更されたり、前提となっていた条件が覆されるなど、徒労に終わることも多く、結果、時間切れとなってしまいました。

今回FIBAへ提出した正式な回答文書原文は共有されておりませんが、具体的にどこの何が至らなかったのかは、今後の確認事項として、共有していただきたいと思っております。

これまでbjリーグとしては、いたずらな混乱を避け、制裁回避に向けて窓口の一本化を図るために情報発信や開示を極力控えて参りましたが、しかし、残念ながら制裁を回避することが出来ませんでした。

このことに関しては、残念な事態とは思いますが、日本バスケットボール界の新たな飛躍と改革の機会と前向きに捉え、求められることに関しては積極的に協力して参ります。一刻も早い制裁回避に向けてbjリーグとしても最大限の努力をしたいと思っております。

例えば、2016年からの一斉プロ化が企業チームにとってハードルが高ければ、段階的に統一された枠組みの中での、プロリーグと企業リーグが並列した形による、両リーグ優勝チームによるチャンピオンシップゲームなどの経過措置があっても良いと思っております。

最終的に統一プロリーグとして成立した際には、ある程度の独立した運営権がないと難しいと考えておりますので、そのためには両リーグ、チーム間での綿密な連携による制度構築が不可欠であると考えます。

今回のタスクフォースがどのような体制、権限を持って活動されるのかが、まだはっきりとは我々も把握しておりませんが、FIBAから受けた指摘を速やかに改善し、日本のバスケットボール界が発展していくべく、bjリーグとしても最大限の努力をして参ります。

皆様には引き続きご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げます。