ウェスタン・カンファレンスのファーストラウンドのみどころです。
kyotovsfukuoka


◆京都ハンナリーズ(1位)vs.ライジング福岡(8位)@向日市民体育館
4月30日(土)14:00
5月01日(日)14:00

【レギュラーシーズン対戦成績】
11月28日(土)○京都 82−66 福岡● 舞鶴文化公園体育館
11月29日(日)○京都 83−63 福岡● 舞鶴文化公園体育館
2月13日(土)○京都 71−58 福岡● アクシオン福岡
2月14日(日)○京都 86−77 福岡● アクシオン福岡

2シーズン連続でレギュラーシーズン1位、No.1の勝率でプレイオフに臨む京都。最終週で奈良との最後の一枠を掛けた直接対決に勝利を収め、勢いを付けてプレイオフに臨む福岡と両極端のチームの対戦。

京都の強さはチームバスケットの遂行力。チーム全員で戦いを仕掛け、誰かが活躍をするのではなく、誰もが活躍。ゲームによってヒーローが代わる代わる登場するという、抑えどころが無い。相次ぐ主力の離脱もチーム全員で結束して1位を獲得した京都の粘りは要注意である。

一方の福岡は何と言ってもレジェンドのBIG3。青木、清水、仲西とベテランの経験で8位から有明を目指す。終盤にHCに就任したクラロスHCは局面での選手起用に秀でており、チーム全員で戦い抜く事を信条としている。一発勝負のプレイオフにも慣れており、彼の手腕がこのシリーズを左右する可能性もある。

このシリーズのポイントはチームディフェンス。京都は戦った4戦で相手に80点以上のスコアをさせていない。福岡は逆に70点未満に京都を抑えた事が無い。いかにオフェンスでも上手くいかなくても我慢して、相手にペースを握らせないか。チームで我慢して戦い抜いた方が次の扉を開く事が出来るであろう。

okinawavskanazawa

◆琉球ゴールデンキングス(2位)vs.金沢武士団(7位)@沖縄市体育館
4月30日(土)18:00
5月01日(日)13:00

【レギュラーシーズン対戦成績】
11月28日(土)○沖縄 91−59 石川● 松任総合運動公園体育館
11月29日(日)○沖縄 69−56 石川● 松任総合運動公園体育館
1月2日(土)●沖縄 84−86 石川○ 沖縄市体育館
1月3日(日)○沖縄 87−83 石川●  沖縄市体育館

今シーズンから新たなスタイルで戦いに臨んでいる沖縄。一方の石川はリーグで経験豊富なプレイヤーを多く揃えて新規参入ながらプレイオフ進出を決めた。

沖縄は人もボールも動かし、隙あらば一気に攻め込む。新たに加入した喜多川は相手ディフェンスを諸共せずにシュートを沈め、チームトップのスコアラーに。さらにベスト5の岸本も終盤に来て思い切りのよいプレイが数々と飛び出すなど好調。大黒柱のマクヘンリーやクラッチシューターのバーンズとオフェンスでは相手に的を絞らせない能力のあるプレイヤーが揃っている。

一方の石川はベテランから若手までリーグでの経験が豊富なプレイヤー達。早い展開で相手ディフェンスが陣形を整える前にフィニッシュするのも特徴的だが、ハーフコートでもインサイドを起点に粘り強くスコアを重ねていく一面も。知将・鈴木HCがうまく選手の特長を生かした戦略で非常にチームのフロアバランスも良い。そんな中でもゲームの流れを変える6thマンのフィッツジェラルドはこのシリーズのキープレイヤーであろう。彼が乗り始めるとチーム全体が活性化していく。

このシリーズはクロスゲームになることが予想される、一進一退の攻防が続く中で注目すべき所はアシスト。苦しい時間帯で局面をチームで打開した方が勝利を収めるだろう。

shimanevsoosaka

◆島根スサノオマジック(3位)vs.大阪エヴェッサ(6位)@松江市総合体育館 ※新体育館
4月30日(土)19:00
5月01日(日)12:30

【レギュラーシーズン対戦成績】
10月17日(土)●島根 60−74 大阪 ○池田市五月山体育館
10月18日(日)●島根 63−69 大阪 ○池田市五月山体育館
3月12日(土)○島根 61−51 大阪 ●鹿島総合体育館
3月13日(日)○島根 67−52 大阪 ●鹿島総合体育館

新体育館も完成し、今シーズンは勝久HCを招聘し、激しいディフェンスと攻守両面に絶対的なエースを従え、シーズン3位でプレイオフに臨む島根。有明の舞台から遠のき、今シーズンは名将・桶谷HCを招聘し、再びチャンピオンリングを掴むために大改革を行った大阪。

島根と言えば、何と言ってもデービスとランダルの存在が非常に大きい。インサイドではデービスが相手に仕事をさせず、オフェンスではランダルが縦横無尽にスコアメイク。さらに得点力の高い日本人プレイヤーがしっかりとシュートを決めて、相手に的を絞らせない。加えてディフェンスでのローテーションが非常に良く、攻守両面でのバランスの良さが特徴。

一方の大阪は桶谷HCの信条であるトライアングルオフェンスを導入。さらにチームディフェンスの完成度が高く、リーグ最少失点を誇る。ゲーム途中からコートに登場し、圧倒的な存在感を見せる司令塔・並里の存在は大きい。そこにピュアシューターの相馬に、今野や綿貫など豊富なバックコート陣がチームを支えている。そしてシーズン途中で加入したハミルトンも能力が高く頼れる存在である。

ディフェンスで集中力を切らした瞬間に、一気に相手の流れになる試合が多かっただけに、ディフェンスで40分間、2戦合計80分間、自分たちのペースで戦い続けた方が勝ち進むであろう。

hamamatsuvsshiga


◆浜松・東三河フェニックス(4位)vs.滋賀レイクスターズ(5位)@浜松アリーナ
4月30日(土)18:00
5月01日(日)13:30

【レギュラーシーズン対戦成績】
11月14日(土)○浜松 76−68 滋賀● 彦根市民体育センター
11月15日(日)○浜松 65−58 滋賀● 彦根市民体育センター
3月5日(土)●浜松 70−84 滋賀 ○浜松アリーナ
3月6日(日)●浜松 91−93 滋賀 ○浜松アリーナ

奇しくも昨シーズンファイナルズで対戦した両チームがこのファーストラウンドで戦う。

浜松の攻守の核は太田。インサイドで結果を残す事によって、ジョンソンがオフェンスにおいて非常に活きてくる。そこに大ベテランの大口や岡田、ウォーレンが軸となって、彼らからの展開でゲームが作られている印象だ。そこに今シーズンから加入した田渡や司令塔の並里に大石が攻守に絡んでくると、本当に手が付けられない。

対する滋賀は絶対的な大黒柱であるパーマーを中心に、今シーズンから加入したアウトサイドシュートも非常に上手いマブンガ、リーグNo.1のクラッチシューターの岡田とオフェンス力が高いチーム。短い時間でも点差を一気に縮める力を持っている。さらにディフェンス職人である加納を中心としたチームディフェンスの向上がプレイオフの命運を握るかもしれない。

この両チーム、今シーズンの対戦成績はホームチームが勝っていない。いかにいつもの自分たちのバスケットを表現するかに掛かっている。ホームだからアウェイだからというのが関係ないのが一発勝負のプレイオフ。いかに持ち味を80分間表現するのか、メンタル面での充実がこのシリーズを大きく左右しそうだ。

文責/鳴神富一