滋賀と大阪の激しい首位争いが続くウェスタン・カンファレンス。滋賀がきっちり連勝し、首位を守りました。マーシャル、ハミルトン、城宝が安定しているのに加え、5日の高松戦には、岡田が18得点、ライスが24得点と、どこからでも点が取れる形が整いつつあります。今週は4連勝と調子を上げつつある沖縄との対戦。リバウンド王を独走する滋賀・ハミルトンを、ニュートンら沖縄のインサイドが抑えられるかがキーポイント。リバウンド、得点、アシストと全てに高いレベルにあるハミルトンを自由にさせてしまうと、滋賀オフェンスを止めることは困難になるでしょう。

2位の大阪は福岡との上位対決を1勝1敗で首位争いから1歩後退しました。2日には大阪・ワシントンが41得点。3日には福岡・パーカーが38得点と、リーグを代表する両フォワードがいかんなく実力を発揮。両日とも3点差以内、3日にはオーバータイムにもつれ込む熱戦を繰り広げられました。今週は大阪は富山と、福岡は大分との対戦。上位に残っていく為にも、今後もエースの活躍は不可欠となりそうです。

イースタン・カンファレンス首位・浜松の連勝はいよいよ13連勝まできました。今週末、秋田を相手に連勝すればリーグ記録「15」に並びます。昨シーズン、12勝0敗と圧倒的な勝率を誇った浜松アリーナでの今シーズン初戦。大記録は達成されるのでしょうか。

5割で3チームが並ぶイースタンの2位争い。今週は新潟vs.東京の直接対決があります。注目は新潟・澤岻、東京・青木のガード対決。2007-2008シーズンは澤岻。2006-2007シーズン、2009-2010シーズンは青木と、シーズンベスト5を分け合ってきた、bjリーグを代表する両ガード。オールスター投票でもイースタン・カンファレンスのガード部門、1・2位を争う二人の対決は注目です。左踵を痛めている澤岻、腰を痛めている青木と、両選手とも万全ではないものの、直接対決となれば熱い戦いが見られそうです。

もうひとつの5割チーム仙台は、ホームに埼玉を迎えます。何とか貯金といきたいところですが、4日には2点差、5日には4点差と浜松を苦しめた埼玉は、敗れたとはいえ昇り調子。2日間で51得点と好調な、埼玉・サターフィールドに仙台ガード陣がどう対応するかに注目です。また、初対戦となる宮崎vs.京都、高松vs.島根と、その他にも、見どころ満載の対決が目白押し。今週もbjリーグを宜しくお願い致します。