●アラン・ウェストオーバーHC(滋賀レイクスターズ)
今日は、タレント揃いのEASTに対し、WESTはよく戦ってくれたと思う。勝てて嬉しく思う。

特にこれといった作戦はなかったが、コーチとしてチーム全員にプレータイムをしっかり与えることを意識していた。チーム全員にロッカールームで言ったのは、とにかくハードにプレイして欲しいと。そして一緒にプレーして欲しい。なによりディフェンスを頑張って欲しい。お陰でボールを保持することができた。

WESTの日本人、並里と康平は素晴らしいタレントを持っていて、彼らを知る良い機会になった。とてもインパクトがあった。イーストにも良い選手が沢山いた。対戦する機会があまりないので、知らない選手が多かったが、とても良い勉強になった。両チームとも勝ちたいと思うスピリットが出ていて良い試合だった。

素晴らしいバスケットアリーナで試合が出来たことを誇りに思う。今までバスケットをずっとやってきたが、こんなに良いアリーナで沢山の観客の中で試合したことはなかった。去年私がオーストラリアにいたときに、行った北京の体育館よりこっちの方が良いスタジアムだった。オールスターに関われたことを誇りに思う。ありがとうございました。

●ナタリー・ナカセHC(埼玉ブロンコス)
地元埼玉で沢山のお客さんに来て頂いたが、まず会場に入ったときに、沢山のお客さんがいてビックリした。埼玉のお客さんの気持ちが伝わってきた。一緒に成功させようとした証だと思う。私はこんなに多くの観客の中で指揮したのは初めて。選手もプレーするのがはじめてだと思う。本当に感謝している。

WESTは大変良い試合運びをしていた。3ポイントの確率が相手チームに比べて私たちのチームは低すぎた。これでは話にならない。後半は全体的に修正して、一生懸命プレスをかけて良いプレーしたと思ったが、届かなかった。ウェストの選手はオールスター経験のある選手が多く、試合に向けて心身の準備ができていた。そういう意味でウェストの方が良い試合運びが出来ていた。我々はうまくコントロールされてしまっていた。

われわれのスターターは相手に比べて身長が低かった。そのため、インサイドをやられないようにしっかりやろうと言った。しかし逆に3ポイントを決められ、かなりかき回された。後半は指示に従って良いプレーが出来ていた。それは観客のお陰かもしれない。

MIPのハンフリーは非常に良い仕事をしていた。コート場でチームを引っ張り、オフェンスでは良いタイミングで点をとってくれたり、ディフェンスではしっかりボールを追いかけていた。コート場でリーダーシップを発揮していた。ダンクコンテストは精神的な疲労もあるだろう。その中で、オールスターゲームで良い仕事をしてくれたので、大変光栄に思う。

●リン・ワシントン選手(MVP)
MVPは本当に嬉しい。それ以上に価値のあるメンバーとバスケットを出来たことを誇りに思う。今まで以上にMVPに価値がある。私は昨年の地元大阪に引き続き、連続してオールスター出場していて、それ以前にも14,000人お客さんの中でプレーしたことがあるので緊張はなかった。

しかし率直に、沢山のお客さんに来て頂き嬉しく思っている。そしてbjリーグのために誇りに思う。良い意味でbjリーグの実力を証明できた。